ロス市警
1: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:04:06 ID:f1Pn

彡(^)(^)「ワイはやきう。ロス市警の警部やで」

彡(-)(-)「ロサンゼルスは大都会とあって事件も多い」

彡(゚)(゚)「そこでワイが担当してる事件は殺人や」

彡(゚)(゚)「今回は元女優が何か事件を起こしそうらしいで」

2: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:04:46 ID:f1Pn

1975年カリフォルニア州、ビバリーヒルズのとある豪邸—-

J( ‘ー`)し「私はマッマ、元女優よ」

J( ‘ー`)し「ミュージカル映画の全盛期に私は親友で俳優の真弓と一緒にスーパースターとして一世を風靡したわ」

J( ‘ー`)し「女優を引退してからは学会でも名医と評判だった原住民と結婚し、使用人のケンモメン、フェリス夫妻と幸せな日々を送っていたわ」

 

3: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:04:51 ID:RzTV
期待あげ

 

4: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:05:14 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「でもあの頃から十数年経った今、過去のミュージカル映画の名場面を集めた映画が公開されて、それが評判になってスーパースターだった私と真弓が再び注目を浴びるようになったの」

J( ‘ー`)し「これを機に私は再びミュージカルの女優として返り咲こうと考えてるわ。今年の秋には私主演のミュージカルショーを開催するつもりよ」

J( ‘ー`)し「そのために真弓に頼んでダンスレッスンの予定を立ててもらったり演出や振り付けの担当をしてもらってるしね」

J( ‘ー`)し「でもショーを開くにお金が必要…だからそのお金を夫の原住民に出してほしいってお願いしに行くの」

 

5: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:06:16 ID:f1Pn

午後11時前、2階原住民の部屋—-

(´・ω・`)「やあ、マッマ。おかえり」

J( ‘ー`)し「ただいまアナタ、それにケンモさん」

( ヽ´ん`)「これは奥様。おかえりなさいませ」

J( ‘ー`)し「そうそうケンモさん、私午後の11時からロージーを見たいの」

( ヽ´ん`)「ロージーというと奥様の好きな映画walking my babyですな。分かりました。準備します」

 

6: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:06:39 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「お願いするわね。それでアナタ、私のインタビュー見てくれたかしら?」

(´・ω・`)「ああ、テレビで見ていたよ。とても素敵だったね」

J( ‘ー`)し「そうよ!まるであの時にタイムスリップしたかのようだったわ」

J( ‘ー`)し「それであの話なんだけど…」

(´・ω・`)「君がミュージカル女優としてカムバックしたいという話かい?前も言ったけど僕は反対だよ」

 

7: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:06:46 ID:VXKI
不思議ネットさんワイのレスはメロン色で

 

8: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:07:02 ID:f1Pn

(´・ω・`)「それに来月僕達が行く予定の世界一周旅行はどうするつもりなんだい?」

J( ‘ー`)し「旅行なんて来年、再来年でもできるじゃない!でも私は今このチャンスを逃せば二度とカムバックできないわ」

(´-ω-`)「全く君は、どうしてカムバックなんて途方もない夢を…それに資金はどうするつもりなんだい?」

J( ‘ー`)し「それはもちろんあなたから出してもらうわ♪大体50万ドルかしらね。」

J( ‘ー`)し「まあ、アナタからすればはした金のようなものでしょうけど」

(´・ω・`)「…僕は君の夢に投資するつもりはないよ。」

 

9: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:07:32 ID:f1Pn

(´-ω-`)「それに50万ドル(現在の価値に直すと数億円)なんて誰にとってもはした金なんかじゃないよ。石油王だったら別だろうけどね」

J( ‘ー`)し「確かな投資なのよ♪私は元スターだったんだし、またなれるわよ。スターの資質というものはけっして消えないものなのよ」

J( ‘ー`)し「それに今の時代、何の才能もない若手だって売れっ子になれるんですからね」

(´・ω・`)「とにかく、悪いが僕は君に資金を出せないよ」

 

10: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:07:55 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「….」

J( ‘ー`)し「アナタはほんとに強情で意地悪で…ただの役立たずな無能なジジイよ!」

(´-ω-`)「…確かに僕は今、医者を引退して隠居しているただの老人さ」

(´・ω・`)「でも、わがままを言わずに聞いてほしい」

(´・ω・`)「君が愛情だけで僕と結婚したとは思っていない。だけど君に決して不幸な生活は送らせなかったはずだ。違うかい?」

 

11: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:08:00 ID:kSM7
フェリス殺人事件の人か?

 

12: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:08:15 ID:f1Pn
>>11そうやで

 

13: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:08:24 ID:3mZp
これは原ちゃんが正しい

 

15: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:08:48 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「…(なによこのジジイ、ムカつくわ!)」

(´-ω-`)「もうそろそろ11時だ。君の見たい映画が始まるよ。ケンモ君が準備してくれているはずだ」

J( ‘ー`)し「フン!」バタン

(´-ω-`)「…..」

 

16: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:09:06 ID:f1Pn

 

17: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:09:23 ID:ALfQ
ブルックリンナインナインすき

 

18: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:09:33 ID:f1Pn

数十分後、映写室—-

J( ‘ー`)し「何よあのおいぼれジジイ、殺してやるわ。もともと私の夢に反対した時から殺すつもりだったけどね」

J( ‘ー`)し「手口は簡単、あの人は寝る前に一錠の睡眠薬を飲む。でも私はさっき、彼の部屋にいる間にこっそり彼の飲み水に粉末状の睡眠薬をサーッ!と混ぜておいたわ」

J( ‘ー`)し「これで効果は2倍、何をされても決して起きないわ!」

J( ‘ー`)し「さてと、誰にも見つからないように家を出てガレージに向かって」ササ―ッ

J( ‘ー`)し「あと指紋がつかないように手袋をしなきゃ…よし!準備ok」

 

19: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:10:01 ID:f1Pn

ガレージ—-

J( ‘ー`)し「この車の中に….あったわ!32口径のリボルバー」

J( ‘ー`)し「これを持ち出して…」

J( ‘ー`)し「今の時間はそろそろケンモさんが映画のフィルムを変えに来る時間だわ!急いで映写室に戻らないと」ササ―ッ

 

20: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:10:27 ID:f1Pn

補足

この話の年代は1975年やけど当時DVDはおろか、ビデオテープすらなかったんや

だから家で映画を見るためには、映写機に映画のフィルムをセットしてスクリーンに映し出して上映するって方法しかなかったんやで

それに当時の映画のフィルムは今より質が悪くて、映像を収録できる時間がフィルム一本につき1時間のみって感じで短かったんや

だから収録時間が長い映画はフィルムを2、3本使って撮影してたんやで

それで映画の上映するときは1本目のフィルムの映像を流し終わったら次のフィルムに交換して次の映像を流すって感じで非常にめんどくさかったらしいで

 

21: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:10:40 ID:3mZp
はえ~

 

22: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:10:47 ID:f1Pn

数分後—-

J( ‘ー`)し「ふう…何とか間に合ったわ」

J( ‘ー`)し「ケンモさんがフィルムを交換して戻っていったわ。さあここからが本番ね」

J( ‘ー`)し「まずは服を脱いで、あらかじめ着ておいたタイツだけになり手袋をする」

J( ‘ー`)し「そしてこのまま原住民の部屋へ向かう」

 

23: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:11:05 ID:f1Pn

2階、原住民の部屋—-

J( ‘ー`)し「さてと、まずはこの部屋の内鍵をしておかなきゃ…ok」

J( ‘ー`)し「それで、主人の様子は…」

(´-ω-`)「zzzzz」

J( ‘ー`)し「フフ、ぐっすり寝てるわね。これなら何をされても起きないわ」

 

24: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:11:24 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「まず原住民の机の引き出しにある彼の病気が書かれている診断書を取り出す」

J( ‘ー`)し「そして彼のベットの脇のテーブルにこの診断書を置く」

J( ‘ー`)し「さあ、このリボルバーを原住民に持たせて、引き金を引く」バーン!

(´-ω-`)「」

J( ‘ー`)し「ふふ、ヤッたわ♪」

J( ‘ー`)し「これで彼は自分の病気の深刻さに落ち込んで自〇したとだれもが思うわ」

J( ‘ー`)し「そしてバルコニーから近くにある木をつたって下に降りて映写室に戻る」

 

25: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:11:57 ID:f1Pn

映写室—-

J( ‘ー`)し「!…映画のフィルムが切れてるじゃない!急いで直さなきゃ」

映写室、午前1時—-

( ヽ´ん`)「さてと、フィルムを片付けるか」

( ヽ´ん`)「おや?まだ奥様が映画を見てる。この映画は1時間45分で終わるはずなのに」

( ヽ´ん`)「という事は、途中でフィルムが切れたのを奥様が直してまだ見てるというわけか」

J( ‘ー`)し「(やったわ♪映画のフィルムが途中で切れるアクシデントが発生したけど、そのおかげで11時から1時まで私は映画を見てたってアリバイが成立するわ)」

 

26: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:12:20 ID:f1Pn

数分後—

( ヽ´ん`)「フィルムを片付けたし、旦那様の様子を見に行くか」

(´・ω・`)の部屋手前—

( ヽ´ん`)「あれ?内鍵がかかってる。普段あの人は鍵をかけないはずなのに。旦那様ー!」

( ヽ´ん`)「?…返事をしない、旦那様ー!」

J( ‘ー`)し「どうしたのケンモさん」

 

27: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:12:20 ID:3mZp
当時は指紋捜査ってあるんやろか

 

28: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:12:42 ID:f1Pn

( ヽ´ん`)「旦那様の様子が変なんです!さっきから何度も呼び掛けてるのに反応しなくて。ドアにもカギがかかっているし」

J( ‘ー`)し「…とりあえずドアを壊しましょう!いっせいのーでフン!」バン

( ヽ´ん`)「…イテテ、何とか開けれたが…だ、旦那様!」

(´-ω-`)「」

(ヽ゜ん゜)「!旦那様まさか」

J( ‘ー`)し「あ、あなた」

J( ‘ー`)し(ヽ゜ん゜)「キャー!/ウワー!」

 

29: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:13:01 ID:f1Pn

(ヽ゜ん゜)「ハッ!…動揺してる場合じゃない。警察を呼ばなくては!」

J( ‘ー`)し「…(ウフフ。さすが私、演技も最高♪これで私が疑われることはないわ)」

今回の話は登場人物の言動に注目して読んでみてや。あとこの話は有名だから結末知ってる人もいるかもしれないけどネタバレしないでクレメンス

 

30: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:13:31 ID:f1Pn

数十分後、警察到着—-

彡(-)(-)「フアー、まだ眠いで。全く、こんな夜遅くに死ぬ奴は人間の屑やな」

(*^○^*)「やきう警部、わざわざ夜遅くにご苦労なんだ!僕は検視官のポジハメなんだ!」

彡(゚)(゚)「こりゃご丁寧にどうも、それで検視の結果はどうなんや?」

(*^○^*)「見たところ自〇なんだ!睡眠薬を飲んだ後に32口径のリボルバーを頭に一発バーンッと撃ちこんでるんだ!」

 

31: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:14:07 ID:f1Pn

(*^○^*)「そして死ぬ直前まで脇にある医学リポートを見ていたんだ!」

彡(゚)(゚)「…ほーん、そういえば入り口のドアが壊れてるけどなんでなんや?」

(*^○^*)「どうやら内鍵がかかってて、使用人のケンモメンがやむを得ず無理やり壊したらしいんだ!」

彡(゚)(゚)「なるほど…それで、その医学リポートには目を通したんか?」

(*^○^*)「もちろんなんだ!どうやら仏さんは友人の医者から手術を受けるよう忠告されてたらしいんだ!」

 

32: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:14:35 ID:f1Pn

(*^○^*)「以上のことから僕は自分の病気の深刻さに絶望した仏さんが自〇したと推察してるんだ!」

彡(゚)(゚)「うーん…これから自〇するって人間がわざわざ睡眠薬飲んだりするやろか?」

(*^○^*)「警部は自〇じゃないと思ってるんだ?検視の結果、銃弾が仏さんの脳に当たった瞬間彼の指が痙攣してることが分かったんだ!この痙攣は銃弾が当たった瞬間、銃を手に握ってないと起こらないものなんだ!」

(*^○^*)「それにこの部屋にはカギがかけられていたんだ!つまり密室状態、誰も入れるわけがないんだ!」

(*^○^*)「つまりこれは自〇以外の何でもないんだ!」

 

33: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:14:53 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「…そうなんか」

彡(゚)(゚)「…これは仏さんの履いとったスリッパか」

彡(゚)(゚)「!….」

 

34: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:15:12 ID:Oz7R

 

35: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:15:18 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「あれから使用人のケンモメンにも話を聞いたが彼は夜、妻のフェリスと一緒に午後11時30分から始まるドラマ番組「団地のあっくん」を見とったらしい」

彡(゚)(゚)「そして午前1時にドラマが終わった後に、被害者の様子を見に行き自〇したのを発見したというわけや」

彡(゚)(゚)「それで彼が被害者の元気な姿を最後に見たのが午後11時前。被害者が服用する睡眠薬と飲み水を持って行った時で、特に落ち込んどる様子はなかったらしい」

彡(゚)(゚)「それに来月、奥さんと一緒に世界一周旅行に行くつもりだったそうや。とても気落ちして自〇したなんて考えられへん」

 

36: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:15:56 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「そしてケンモメン、フェリス夫妻はテレビを見ていたから銃声が聞こえなかったらしい。ちなみに被害者には奥さんがいるようやが映画「walking my baby」を見ていたから彼女も聞いてはないだろうと言っとった」

彡(-)(-)「なんか引っかかるが今日は夜遅いし帰って寝るか…」

 

37: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:16:14 ID:3mZp
うーんこの屑刑事

 

38: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:16:20 ID:f1Pn

翌日、J( ‘ー`)しの部屋—-

コンコン

J( ‘ー`)し「誰かしら?」

( ヽ´ん`)「奥様。真弓様がお見えです」

( ・`ω・´)「やあマッマ、昨日は大変だったそうだね。心配だったから急いで駆け付けたよ」

J( ‘ー`)し「真弓、私どうしたらいいか分からないわ!あんなことが起きてしまうなんて…うぅ」

( ・`ω・´)「落ち着くんだマッマ。君のためなら僕はなんだってするよ」

 

39: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:16:50 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「ええ、ありがとう。」

( ・`ω・´)「そこでなんだが、君のダンスレッスンを延期してもらうように手配したよ。あんなことがあった後だしね…」

J( ‘ー`)し「延期?…何を言ってるの?walking my babyのロージーは父親が死んだときどうしたかあなたは知っているでしょう。舞台に立って、最高の演技を見せたのよ」

( ・`ω・´)「ああ、もちろん知っているとも。だが、ロージーは映画の中で君が演じた役に過ぎないんだよ?」

 

40: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:17:23 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「それだっておんなじよ。それに主人だって私がレッスンに励んでいる方があの世で喜んでくれると思うわ」

( ・`ω・´)「….分かった、そうしよう。だが本当に大丈夫なのかい」

J( ‘ー`)し「ええ、忙しくしてさえいればね」

( ・`ω・´)「…わかった。じゃあ目が回るぐらい忙しくしてあげるよ。そのかわり忙しすぎて目が回っても知らないからね」

J( ‘ー`)し「ありがとう。お願いするわ」

( ・`ω・´)「ああ、それじゃ」

 

41: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:17:49 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「…」スタスタ

彡(゚)(゚)「…あれ!あんたのことどっかで見たことあるで」

( ・`ω・´)「!…君は一体誰だい?」

彡(^)(^)「スマン、名乗るの忘れとったわ。ワイはロス市警のやきう警部、殺人課の担当や」

彡(゚)(゚)「…思い出したで!アンタ、ミュージカル映画のスターだった真弓やろ?」

( ・`ω・´)「よくわかったね」

 

42: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:18:26 ID:f1Pn

彡(^)(^)「昔、カミさんによくミュージカル映画に連れていかれたからよう覚えとるわ。それでサイン貰えんやろか?」

( ・`ω・´)「それは光栄だね…ほらサインだよ」

彡(^)(^)「サンガツ!」

( ・`ω・´)「それで君は警察だったね。という事は捜査をしに来たという事か」

( ・`ω・´)「しかし、捜査は昨日すでに終了したんじゃないのかい?」

 

43: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:19:08 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「いや、今回の事件で気になる点がちょっとあってな。原住民先生の奥さんに何個か質問しにきたんや」

( ・`ω・´)「事件..それはどういうことだい?今回の件は明らかに自〇じゃないか!」

彡(゚)(゚)「それでも少し腑に落ちんところがあるんや」

( ・`ω・´)「警部さん、彼女は今非常に心が不安定なんだ。だから怯えさせたり怖がらせたりしないでもらいたい」

( ・`ω・´)「これは彼女の親友である僕からのお願いだ」

彡(゚)(゚)「よく肝に銘じておくで」

( ・`ω・´)「…それじゃ、失礼」スタスタ

 

44: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:19:34 ID:f1Pn

数分後J( ‘ー`)しの部屋—-

( ヽ´ん`)「奥様。警察の方が少し聞きたいことがあるとのことです」

J( ‘ー`)し「分かったわ。お通しして」

彡(゚)(゚)「どうも…ファッ!マッマやんけ!ミュージカル映画のスーパースターだった」

J( ‘ー`)し「…私のことを知ってらっしゃるの?」

彡(^)(^)「そりゃそうや!昔カミさんとよくミュージカル映画見に行ったからな.。下で真弓さんに会ったときに気づくべきやったわw」

 

45: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:20:22 ID:f1Pn

彡(^)(^)「いやあ、感激やで!あんなことがあったときにわざわざすまんな」

J( ‘ー`)し「いいえ、これも人生ですから」

彡(゚)(゚)「昨日の夜、アンタは映画をみとったらしいな」

J( ‘ー`)し「ええ、walking my babyを。奥様とご覧になったことはあるのかしら?」

彡(^)(^)「もちろんや、女の子のロージーがスーパースターになる話やろ。確か、アンタがヒロインだったはずや。あの映画は賑やかやからなあ」

彡(゚)(゚)「…それで銃声が聞こえなかったわけか」

J( ‘ー`)し「…ええ」

 

46: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:20:46 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「…ここだけの話なんやが、旦那さんが自〇して亡くなったてのは納得しとるか?」

J( ‘ー`)し「…ええ、でもどうして?」

彡(゚)(゚)「使用人のケンモメン曰く午後11時前に会いに行った時、旦那さんは本を読んでて落ち込んでる様子はなかったらしいんや」

J( ‘ー`)し「主人は感情を人に見せるタイプではなかったの」

彡(゚)(゚)「せやけど、これから死のうとしとる人間が本を読んだり睡眠薬なんか飲むやろか?」

J( ‘ー`)し「….主人はとても健康を気にしていたの。だから、自分の病気が書いてあるカルテを読む前に本や薬を飲んだんじゃないかしら」

 

47: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:21:12 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「…なるほど。せやけど、拳銃の件が引っ掛かるなあ。ケンモメンの話によると、あの拳銃はガレージの車の中に入れとったらしいな」

彡(゚)(゚)「それが何であの部屋の中にあったんやろか?」

J( ‘ー`)し「そうねえ…きっと誰も知らない間に取りに行ったんだわ」

彡(゚)(゚)「使用人のフェリスによると原住民先生は午後8時に寝巻に着替えて晩飯も自分の部屋で食べたらしいな」

J( ‘ー`)し「主人はいつもそうしてるわ」

 

48: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:21:40 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「そうなると彼は寝巻のまま、スリッパをはいてガレージに行ったことになるなあ」

J( ‘ー`)し「そうでしょうね」

彡(゚)(゚)「そこがおかしいんや。昨日、原住民先生が履いてたスリッパを見てみたんやが外に出た痕跡がなかったんや。外に出たなら少しぐらい土がついてるもんやろ?」

J( ‘ー`)し「…警部さんは警察だからそこまで考えるのは当然でしょうけど…えーと、お名前は..」

彡(゚)(゚)「やきうや」

 

49: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:22:02 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「失礼、やきうさん。でも主人が自〇じゃなかったとしたらいったいどうやって死んだというの?ドアにはカギがかけられていたのよ」

彡(゚)(゚)「…もう一度現場にいってもええか」

J( ‘ー`)し「ええ、ご一緒するわ」

(´・ω・`)の部屋

彡(゚)(゚)「そういえば、昨日バルコニーのドアが開いとったで」

J( ‘ー`)し「主人はいつもバルコニーを開けてるんです」

 

50: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:22:42 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「それやと部屋のドアからは入れなかったとしてもバルコニーからは入ってこれたことになるな」

J( ‘ー`)し「いいえ、バルコニーをよくご覧になって。ハシゴも何もないのにこの部屋までよじ登ってくるなんて絶対無理だわ」

J( ‘ー`)し「それに主人が危ないからと言ってその近くにある木の枝を切り払わせたほどだし」

彡(゚)(゚)「…確かにこりゃ無理やな」

 

51: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:23:10 ID:f1Pn

( ヽ´ん`)「奥様。声楽の先生がお見えですよ」

J( ‘ー`)し「あれ?変ね、声楽のレッスンは毎週金曜日のはずじゃ..」

( ヽ´ん`)「?..今日は金曜日ですよ」

J( ‘ー`)し「そう…そうだったわね」

彡(゚)(゚)「….」

 

52: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:23:36 ID:f1Pn

( ヽ´ん`)「体調が悪いのでは?…あんなことがあった後ですし、お休みになっては」

J( ‘ー`)し「いいえ、レッスンを受けるわ」

( ヽ´ん`)「分かりました」

J( ‘ー`)し「…やきうさんは主人が亡くなった後に声楽のレッスンなんて不謹慎だと思うかしら?」

彡(゚)(゚)「…いや」

 

53: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:23:56 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「私、ミュージカル女優として返り咲こうと思ってるんです」

彡(^)(^)「なるほどな、ファイトやで」

J( ‘ー`)し「ありがとう。…それとよろしかったら私の映画が見たい時は奥さんでも連れていつでもいらしてね♪」

彡(^)(^)「そりゃうれしいな…カミさん卒倒してまうわ」

 

54: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:24:24 ID:f1Pn

数日後、ダンスのレッスン場—-

J( ‘ー`)し「…!あら…ええと」

彡(゚)(゚)「…やきうや」

J( ‘ー`)し「そうだったわね、最近忙しいせいかしら?なかなか覚えられないことがあるのよね」

彡(゚)(゚)「….まあ、そりゃ仕方ないで」

彡(^)(^)「それにしてもアンタのダンスをみとったんやが、すごく良かったで。動きもキレキレやったし、衰えを全く感じんわ」

 

55: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:24:57 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「ウフフ、ありがとう。?その荷物は何かしら」

彡(゚)(゚)「原住民先生が亡くなる前に読んどった本や。何度もすまんがワイがここに来たのはあれがほんとに自〇だったのか確かめたかったからや」

J( ‘ー`)し「はあ…」

彡(゚)(゚)「この本なんやがページを折ったあとがいくつかある」

J( ‘ー`)し「確かにそうだわ。主人はそうする癖があったんです」

彡(゚)(゚)「それについて聞きたいんやが、彼はなくなる3日前にこの本を買ったんや。ケンモメンの話によれば早速その晩から読み始めたらしいで。」

 

56: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:25:28 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「ページが折ってあった部分は2つある。本を買った初日のと、その翌日のやな。しかし3日目つまり亡くなった日には折りあとがついてないんや」

J( ‘ー`)し「それが何か大事なことでも?」

彡(゚)(゚)「折りあとがないという事は本を読まなかったってことや。でもケンモメンはあの晩も彼はこの本を読んでたと言っとったんや。なんかおかしくないか?」

J( ‘ー`)し「…ごめんなさい。私にはどういうことだかよくわからないわ」

彡(゚)(゚)「ワイがこだわりすぎてるだけかもしれんが、この本はテーブルに閉じておいてあった。これは原住民先生が置いたに違いない。せやけど、なんでいつもみたいにページを折らなかったんやろか?」

J( ‘ー`)し「わからないわ。うっかり忘れたんじゃ..」

 

57: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:25:50 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「…これはワイの経験測やが人間は普段やってることはめったに忘れん。」

J( ‘ー`)し「そうなるとおかしいわね..」

彡(゚)(゚)「そうやろ、そしてさらに拳銃について引っかかる部分がある。ワイは原住民先生が銃を外に取りに行った痕跡が全くないといった。」

J( ‘ー`)し「夜になる前にすでに銃を部屋に持ち込んでたんじゃないかしら?」

彡(゚)(゚)「そうなるとさらにおかしい点があってな、それはこの本や」

J( ‘ー`)し「?」

 

58: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:26:14 ID:f1Pn

彡(-)(-)「この本は低俗な本でな、とてもこれから死ぬ奴が読むようなもんやないで」

J( ‘ー`)し「…警部さん、あなた細かい点をとても気にしてらっしゃるようだけど、私はこの事件不思議じゃないと思うんです」

彡(゚)(゚)「?..どうしてや」

J( ‘ー`)し「主人は立派な人で誰からも尊敬され、愛されていました。それなのにいったい誰があの人を殺そうと思うんでしょうか?」

彡(゚)(゚)「…」

コーチ「マッマさん、練習再開しますよー」

J( ‘ー`)し「それじゃ私はこれで」

彡(゚)(゚)「ほな、また….」

 

59: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:26:52 ID:f1Pn

数日後J( ‘ー`)しの家—-

( ヽ´ん`)「…またアンタですか」

彡(゚)(゚)「嫌ちょっとな、質問させてほしいんや」

( ヽ´ん`)「別にかまいませんが大した情報は得られないと思いますよ」

彡(゚)(゚)「アンタがあの日原住民先生の部屋に行ったのは午後11時10分前だってそれはホンマか?」

( ヽ´ん`)「間違いありません。私は旦那様の部屋を出てから映写室に行って、午後11時ジャストに映画を奥様が見れるように準備してたんですから」

 

60: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:27:18 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「それにしても午後の11時から映画見るなんて遅くないやろか?」

( ヽ´ん`)「いいえ、奥様はいつも午後11時から映画を見ることになってるんです」

彡(゚)(゚)「あれ?星条旗の旗が途中でひっかかってるで」

( ヽ´ん`)「あれは旦那様のための半旗(弔いのために旗竿の半分程度の位置に掲げる旗)ですよ。半旗を知らないんですか?」

彡(゚)(゚)「そういえばそうやったなあ。ワイも極東の半島での戦争に従軍した時にいやというほど見とったわ」

彡(^)(^)「といってもワイは前線勤務やなくて炊事係やったけどなw」

 

61: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:27:43 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「マッマさんは毎日映画見るんか?」

( ヽ´ん`)「ええ、奥様は映画、旦那様は読書、私たち夫婦はテレビを好むんです」

(ヽ^ん^)「私たちはあっくんの作る料理が大好きでしてね♪この前の放送で出てきたその辺で捕まえた鳥の丸焼きはすごく美味しそうでしたよ」

http://jump.5ch.net/?https://i.imgur.com/W71kFtU.jpg

彡(゚)(゚)「ヒェッ…アンタら夫婦が好きな「団地のあっくん」は午後の11時30分スタートやっけ?」

 

62: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:28:13 ID:f1Pn

( ヽ´ん`)「そうですよ。それで午前1時に番組が終了するからその後で映写室の片づけに行き、そのあと旦那様の部屋に様子を見に行くことになってるんです」

(ヽ゜ん゜)「ハッ!もしかしてアンタ、私たちの事疑ってるんですか!」

彡(゚)(゚)「いやいやそんなことはあらへん。ただ辻褄が合わんことがあるだけや」

彡(゚)(゚)「原住民先生は自分の病気のことをあんまり気にしてなかったらしいな」

( ヽ´ん`)「ええ、確かにそうでしたね」

彡(゚)(゚)「それで彼はいつ頃医者を引退したんや?」

 

63: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:28:50 ID:f1Pn

( ヽ´ん`)「たしか半年前でしたね。でも本人は引退してからも毎日持病の診察には行ってましたよ。手術を受けろと言われていたそうですが拒否していたそうです」

彡(゚)(゚)「カルテとかあらへんのか?」

( ヽ´ん`)「物置小屋にありますよ」

彡(゚)(゚)「見てもええんか?」

( ヽ´ん`)「奥様は最大限捜査に協力しなさいと言ってましたが、病歴のカルテまで見せろというのは…」

 

64: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:29:14 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「原住民先生は診断の名手やったんやろ。自分で自分の病気を診断するぐらいにはな」

彡(゚)(゚)「だから病気がほんとに悪かったんだったらカルテに書いてあると思うんや」

( ヽ´ん`)「そういうことでしたら…仕方ない。ご案内します。」

彡(^)(^)「サンガツ!….おっここか」

彡(゚)(゚)「はえーたくさんあるな。毎日医者にかかってただけはあるわな」

彡(゚)(゚)「….あれ?ここにひとつ原住民先生とは違う名前のカルテがある….」

 

65: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:29:31 ID:f1Pn

その頃J( ‘ー`)しの部屋—-

J( ‘ー`)し「なによあの警部!癇に障るわ」

( ・`ω・´)「しかし、なんで彼はいつまでもうろつきまわってるんだい?」

J( ‘ー`)し「なんでも主人の自〇の原因をはっきりと掴みたいらしいの。仕方なく協力してるけど…何度も蒸し返されるのはつらいわ」

J( ‘ー`)し「もうあの話は二度としたくないのよ」

J( ‘ー`)し「それはそうと真弓、私のダンスのレッスンのパートナーの若い子。えーと、何って名前だったかしら?」

J( ‘ー`)し「とにかく、どうしても気に入らないの。他の人に代えてくれないかしら?」

 

66: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:30:02 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「ネガシマのことかい?しかし、彼は才能あるダンサーだ。他に君に合う人なんていないと思うが…」

J( ‘ー`)し「つまりあなたは、私一人だけじゃうまくいかないというのね」

( ・`ω・´)「何を馬鹿なことを…君の実力は僕が誰よりも知ってるさ」

J( ‘ー`)し「フン!アナタこう言いたいのね。私が絶頂期の頃にアナタが交通事故にあってケガをして、それから駄目になったって」

 

67: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:30:22 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「違う!それにあれは僕にとっても嫌な思い出だよ…」

J( ‘ー`)し「ええ、そうでしょうね!みんなは私とあなたのコンビで映画に出演することを求めていたわ。」

J( ‘ー`)し「でもアナタが事故にあってケガをしたせいで俳優業を続けることが無理になって、それからコンビを解消しなければいけなくなったわ」

J( ‘ー`)し「そして一人ぼっちになった私は需要がなくなった。そして映画界からお払い箱にされて、スターから転落して引退せざるを得なくなったのよ。うぅ…」

( -`ω-´)「…」

 

68: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:30:58 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「フン!いいからアナタは私に会うタレントを見つけてくればいいのよ!それが分からないの?」

( ・`ω・´)「(マッマ…最近やけに怒りっぽいな。レッスンの時もピリピリしていたし。以前はもっとおおらかな性格だったのに…やはりあんなことがあった後だから不安定になっているのか?)」

( ・`ω・´)「分かった…何とか手を打ってみるよ。」

( -`ω-´)「それに、今まで君には言えなかったんだが僕はあの頃君を愛していたんだ。結婚したいとさえ思っていたんだよ」

J( ‘ー`)し「今は?」

( -`ω-´)「….今も同じ気持ちさ」

J( ‘ー`)し「….」

 

69: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:31:29 ID:f1Pn

数日後J( ‘ー`)しの家—-

( ヽ´ん`)「…アンタ、また来たんですか?」

彡(゚)(゚)「…ちょっと確かめたいことがあってな」

( ヽ´ん`)「今日は奥さんが友人の方々を集めてパーティーをしてるんです。くれぐれも迷惑をかけないでくださいよ」

彡(゚)(゚)「分かっとるで…さてと、あそこに向かうか」

 

70: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:32:03 ID:f1Pn

(´・ω・`)の部屋—-

彡(゚)(゚)「ワイが気になっとったのはこのバルコニーの近くにある木や」

彡(゚)(゚)「危険やが…うりゃ!」

彡()()「….ヒェッこのままじゃ落ちて死んでまう!」

J( ‘ー`)し「まあその木にしがみついて何をしてらっしゃるの?」

彡(゚)(゚)「ウワッ!」バターンッ!

彡()()「死ぬかと思ったけど何とか降りれたで…」

 

71: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:32:37 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「アナタまさか警察から泥棒に商売替えなさったの?」

彡(^)(^)「いやあ、まさかw」

J( ‘ー`)し「ウフフ、アナタ私に会いにいらっしゃたの?それともおサルさんのように木にぶら下がりにいらっしゃったの?」

彡(゚)(゚)「いや、気になった点があってな。アンタはパーティー開いとったわけだし、邪魔するのは悪いと思ってな。こっそり調査に来てたんや」

彡(゚)(゚)「一つ分かったことがあったんやが、この木をよじ登って原住民の部屋に入るのは無理やが、逆にこの木を使って部屋から出るのは可能なんや」

 

72: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:33:15 ID:f1Pn

彡(^)(^)「運動神経皆無のワイが出来たんやからなwまだまだ運動神経抜群のアンタなら簡単に降りれるやろな」

J( ‘ー`)し「ウフフ、確かによく見てみればそうかもしれないわね」

彡(゚)(゚)「….」

J( ‘ー`)し「それにしても警部さん。私の家に頻繁に来るのは何か理由があるんじゃない?」

彡(゚)(゚)「っていうと?」

 

73: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:33:41 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「魅力的な芸能界の雰囲気を楽しみたいんでしょう?図星ね!」

彡(゚)(゚)「まあ確かにアンタは魅力的やが…」

J( ‘ー`)し「そうそう警部さん、明日の夜に私の映画でも見にいらっしゃらない?」

彡(^)(^)「そりゃええな、絶対行くで!」

J( ‘ー`)し「ぜひ奥さんと一緒にお越しになってね♪それじゃ」

彡(゚)(゚)「….」

 

74: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:34:14 ID:f1Pn

翌日、ダンスのレッスン場—-

( ・`ω・´)「また君か…」

彡(^)(^)「いやあ、何度もスマンなw」

( ・`ω・´)「とりあえずここで話すのは困る。僕のオフィスで話そう」

彡(゚)(゚)「それもそうやな」

 

75: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:34:53 ID:f1Pn

( ・`ω・´)のオフィス—-

( ・`ω・´)「やきう警部、僕は君にマッマには迷惑をかけるなとお願いしただろう。」

彡(゚)(゚)「スマンが、こっちにも事情があるんでな」

( ・`ω・´)「彼女は今、精神的に参ってるんだ!昨日のパーティーの時だって僕の前で錯乱状態になったんだぞ!」

( ・`ω・´)「それも君のせいだろう!いい加減うろつくのは辞めてくれ!」

( ・`ω・´)「YesかNoかで答えるんだ!」

 

76: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:35:10 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「やめるわけにはいかんな…」

( ・`ω・´)「そうか..君がその気なら警察に事情を話して捜査から外させてやる!」

彡(゚)(゚)「…ワイは原住民先生が自〇したとは考えとらん」

( ・`ω・´)「フン!何を馬鹿なことを、彼は密室で発見されたんだ。しかも拳銃を握っている状態でな。それにそばには手術が必要だってリポートがあったんだ。」

( ・`ω・´)「それでも君は自〇じゃないというのかね!」

 

77: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:35:39 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「そのことなんやが、手術が必要ってリポート書いた医者に話を聞いてみたんや」

彡(゚)(゚)「それで医者の話によると、病気は全然大したことなかったんや」

彡(゚)(゚)「それに手術もまず失敗はありえんもんだったそうや」

彡(゚)(゚)「それなのに病気が理由で自〇なんかするやろか?少なくともそれで自〇したとワイは考えられん」

彡(゚)(゚)「アンタは他に自〇の理由は考えられるか?」

 

78: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:36:26 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「…彼は半年前まで医者として第一線で活躍していたそうじゃないか。」

( ・`ω・´)「君には分からないだろうが第一線で活躍していた人が引退すると急にこれという理由もなしに精神が不安定な状態になることがあるんだ。」

( ・`ω・´)「これはよく見られることで、かつてスターだった僕にもそういうことはあったさ。きっと彼もそれが理由で自〇したんじゃないのかね?」

彡(゚)(゚)「せやけどアンタはなんだかんだ自〇せんで生きてるやろ」

( ・`ω・´)「!」

彡(゚)(゚)「人間は年とって惨めになったからって自〇したりはせん。何か理由があるはずや」

 

79: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:36:46 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「それにワイがマッマさんになぜよく会いにいってるかというとな、彼女が旦那である原住民先生を殺したと思われる点が多々あるからや」

( ・`ω・´)「ふざけたことを言うんじゃない!もう我慢の限界だ。弁護士に電話して君の警部としての地位をとりあげてやる!」

彡(゚)(゚)「せやけど、立証出来てしまうんや」

( ・`ω・´)「…どうやってだね?」

 

80: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:37:13 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「原住民は毎日寝る前に睡眠薬を1錠飲んどったそうや。せやけど、事件当日には2倍の量の睡眠薬を服用していたってことが分かったんや」

( ・`ω・´)「それがどうしたというんだい?2倍でも致死量じゃあるまい」

彡(゚)(゚)「確かにそうや。でも老人だった彼が睡眠薬を2錠も飲んだら前後不覚にもなる」

彡(゚)(゚)「だから誰かが侵入してきて何かをしても起きるとは考えられん。例えば拳銃を握らされたりな」

( ・`ω・´)「僕はそんな誰かの話をしてるんじゃない!マッマの話をしているんだぞ!」

彡(゚)(゚)「あの日、家には3人しかいなかったんや。ケンモメン、フェリス夫妻、それとマッマさんや」

( ・`ω・´)「ああ、だから自〇以外考えられないだろう。それに原住民の部屋は密室状態だったんだ。」

 

81: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:37:38 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「仮に犯人が部屋にいたとしてもどうやって部屋から出るんだね?」

彡(゚)(゚)「ワイは出れたで。バルコニーの近くにある木を伝って下まで降りてな」

彡(゚)(゚)「運動神経皆無のワイでもできたんや。ミュージカル女優で運動神経もいいマッマさんなら木を伝って降りることぐらい簡単なはずや」

( ・`ω・´)「…だが動機はあるのかい?彼女に原住民を殺す理由なんてないだろう」

彡(゚)(゚)「それは女優としてカムバックするために必要な資金を手に入れるためや」

( ・`ω・´)「だが私は彼女から原住民が必要な資金を出してくれると聞いていたぞ」

 

82: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:37:56 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「それはありえへん。彼は絶対反対したはずや」

( ・`ω・´)「どうして君にそんなことが分かるんだ!」

( ・`ω・´)「それに君には分からんだろうがスターとはね、不思議なものなんだ。それは何というか、奇妙な恍惚(こうこつ)と自己顕示欲を満足させてくれる」

( ・`ω・´)「これをうまくさばけるのは、ごくわずかな人しかいないんだ」

( -`ω-´)「かわいそうにマッマにはそれができなかった。だが、彼女が殺人なんて…それも僕がずっと愛した人がだぞ!」

彡(-)(-)「….それでも彼女が犯人なんや」

 

83: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:38:13 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「今日の夜マッマさんに映画を見に来ないかって誘われたんや。ワイはそれに行くつもりや」

彡(゚)(゚)「アンタも彼女が心配なら来ればええ。犯人は間違いなくあの人や」

( ・`ω・´)「…」

 

84: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:38:35 ID:f1Pn

夜、マッマの家—-

J( ‘ー`)し「フェリスさん、この服どうかしら?」

/|i、゚ヮ゚ハレ.「はい、映画で見る奥様よりも素敵です!」

J( ‘ー`)し「ウフフ、ありがとう。なんたって今日のお客様は真弓とあの人ですからね…ええと、名前は」

/|i、゚ヮ゚ハレ.「やきうさんですよ」

 

85: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:38:54 ID:f1Pn

( ヽ´ん`)「奥様、何か食事をおつくりしましょうか?」

J( ‘ー`)し「あら、ケンモさんありがとう。お願いね」

(ヽ^ん^)「承知しました。私の得意料理、具沢山!アチアチ鍋焼きうどんと運命カルボナーラ。デザートにオレオ入りチーズケーキでもつくりましょうかね♪」

http://jump.5ch.net/?https://i.imgur.com/a4R0jEt.jpg

http://jump.5ch.net/?https://i.imgur.com/WWd7DTJ.jpg

http://jump.5ch.net/?https://i.imgur.com/oOiuMVr.jpg

J( ‘ー`)し「ヒェッ…あんなゲテモノ料理食べる人なんていないわよ。普通のご飯を作って頂戴」

 

86: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:39:21 ID:3mZp
グロ画像

 

87: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:39:31 ID:f1Pn

数十分後—-

/|i、゚ヮ゚ハレ.「奥様、お客様をお連れしました」

彡(^)(^)「こんばんはやで!おお、気合が入った服装やな」

( ・`ω・´)「やあ」

J( ‘ー`)し「あら二人ともいらっしゃい♪あれやきうさん、奥様は?」

彡(-)(-)「それが風邪拗らせてな、今日はこれなくなったんや」

J( ‘ー`)し「あらそれは残念ね…まあでも風なら仕方ないわね」

 

88: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:39:55 ID:f1Pn
人おったんか

 

89: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:40:14 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「さあ気を取り直して二人とも何の映画を見たいのかしら?」

彡(゚)(゚)「ワイはwalking my babyを見たいんやが」

( ・`ω・´)「僕もそれでいいよ」

J( ‘ー`)し「分かったわ。ケンモさん、準備お願いね」

( ヽ´ん`)「承知しました」

J( ‘ー`)し「あら、トイレに行きたくなっちゃったわ。ちょっと失礼するわね」スタスタ―

 

90: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:40:53 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「…さあ説明してもらおうか。マッマがどうやって原住民を殺したのかをね」

彡(゚)(゚)「まずあの晩、マッマさんはwalking my babyを見とった。せやけどその映画は1時間45分で終わるんや」

彡(゚)(゚)「ただケンモメンの証言によると、あの晩彼女は午後11時から映画を見始めたのに午前1時になってもまだ映画を見てたらしいんや。まあでもあと1、2分で上映が終わりそうだったらしいんやけどな」

彡(゚)(゚)「1時間45分で終わる映画なのに上映に2時間かかってるっておかしいやろ」

( ・`ω・´)「だが映画が終わるのが少し遅かっただけだろう?何も事件と関係ないように思うが…」

彡(゚)(゚)「…いや、すべてが変わってしまう。そしてこれこそがこの事件の核心なんや」

彡(゚)(゚)「ワイはなぜ映画が終わるのが15分以上遅れてしまったか。これが事件に関係しているという線を捨てきれなかったんや」

 

91: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:41:29 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「どういうことだい?」

彡(゚)(゚)「映画のフィルムが切れたんや」

彡(゚)(゚)「この前フィルムをこっそり確認したんやが少し直したあとがあったんや」

( ・`ω・´)「…!確かにフィルムが切れることはよくある。フィルムが切れると映像が映らなくなってしまうからね。」

( ・`ω・´)「なるほど!映画が終わるのが遅れたのはフィルムが切れたからか!」

( ・`ω・´)「だがそれだったらちゃんと計算が合うじゃないか」

 

92: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:42:00 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「せやけどそれだったらフィルムを直す時間がどれくらいかかるかによって変わるやろ?」

( ・`ω・´)「しかし…」

J( ‘ー`)し「あら、あなたたち何の話をしてるの?それより、映画の準備ができたらしいわ。映写室に行きましょう。」

彡(^)(^)「おっ!準備終わったんか。じゃあ行こうで」

( ・`ω・´)「….」

 

93: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:42:38 ID:f1Pn

映写室—-

J( ‘ー`)し「ウフフ、二人ともゆっくり楽しんでね」

彡(^)(^)「サンガツ!」

( ・`ω・´)「…」

映画「Walking my baby back home♪~Oh♪~」プツンッ

J( ‘ー`)し「あらフィルムが切れちゃったわ。直さなくちゃ!」スタスタ―

彡(゚)(゚)「ほらな、あの晩もああなったんや」

( ・`ω・´)「君が仕掛けたのかい?」

 

94: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:43:24 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「そうや、さっきこの家に入った時こっそりフィルムに傷つけといたんや。フィルムが切れるようにな」

( ・`ω・´)「全く…君はあきれたやつだな」

彡(゚)(゚)「それより彼女はフィルムをつなぐのに何分かかるか見てみようや」

彡(゚)(゚)「マッマさん、フィルム直すのにどれぐらいかかるんや?」

J( ‘ー`)し「全くイライラしちゃうわ!もうすぐ終わりますからね」

彡(゚)(゚)「分かったで!…今はまだ30秒しかたってへん。でも口ぶりからしても4分ほどで直せるはずや」

 

95: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:44:13 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「ただ遅れた時間は15分、あとの11分、マッマさんが何をしてたか分からん」

彡(゚)(゚)「あの晩、フィルムが切れた時彼女がしたと考えられる行動は4つ。」

彡(゚)(゚)「1つ目はフィルムが切れた後ケンモメンに修理を頼みに行った。だがこれはやってへん。自分でフィルムを直せるし、ケンモメンも直したという証言はしてへん」

彡(゚)(゚)「2つ目は実はフィルムが切れた後すぐにフィルムを直さず10分以上黙って白いスクリーンを見ていてその後立ち上がってフィルムをつなぎなおした」

彡(゚)(゚)「3つ目はフィルムをすぐ直しにいき、4分で直し11分間ボーッとしてた」

彡(゚)(゚)「そして4つ目、フィルムが切れていたことを彼女が知らなかった」

 

96: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:44:36 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「!…それはどういうことだい?」

彡(゚)(゚)「マッマさんはフィルムが切れたときここにいなかったからや。おそらく映画を見ずにあの晩、原住民先生を殺しに行ってたんや」

彡(゚)(゚)「そして彼女が不在のままフィルムが切れて10分以上も空回りしていた。それが空白の11分の正体や」

彡(゚)(゚)「だから映画が終わるのに15分以上かかったんや」

( ・`ω・´)「….」

彡(゚)(゚)「そしてもう一つ問題がある」

( ・`ω・´)「?」

 

97: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:45:07 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「実はケンモメンに頼んで原住民先生のカルテを見せてもらったときにこれを見つけたんや」

彡(゚)(゚)「これは原住民先生が診断したカルテで患者の名前はローズメリーランド。マッマさんと親友のアンタならこの名前が分かるはずや」

( ・`ω・´)「ローズメリーランド….まさかロージーか!マッマがwalking my babyで演じた役の名前だ」

彡(゚)(゚)「そうや。彼はおそらくマッマさんにこのカルテが自分の診断結果を書いてあると分からないようにするために彼女の演じた役の名をつけといたんや」

 

98: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:45:43 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「それで肝心の診断結果なんやが、脳に手術不可能な動脈瘤(どうみゃくりゅう:動脈の一部がこぶのように膨らんでしまう病気)ができとるんや。動脈の中で最も弱い箇所やな」

彡(゚)(゚)「そしてこの病気は進行するにつれて怒りっぽくなったり、物忘れが激しくなるんや」

彡(゚)(゚)「あの人は昔のことはよく覚えてるが最近のことは全く覚えてへん」

彡(゚)(゚)「その証拠にあの人はワイに会うたび名前を聞いてきた。それは症状が進行して物忘れが激しくなってたからなんや」

( ・`ω・´)「そういえば最近のマッマはすごく怒りっぽかった。それに事あるごとにダンスのパートナーの名前を僕に聞いてきた」

 

99: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:46:09 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「!…そういえば君は昨日僕に、原住民はマッマがスターとして返り咲くことを反対していたと言ったな。それはまさか…」

彡(゚)(゚)「お察しの通りや。原住民先生はこの病気があるからマッマさんのカムバックに反対していたんや」

彡(゚)(゚)「ミュージカルの演者は激しく動く。そんなことしたら、いつ脳の動脈瘤が破裂するか分からへんからな。決して彼は理由もなしに反対していたわけではないんや」

 

100: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:46:39 ID:f1Pn

( -`ω-´)「なんてことだ….そのことを知らずにマッマは…」

( ・`ω・´)「ちなみに命はどれぐらい持つんだい?」

彡(-)(-)「….長く持って2か月だそうや」

彡(-)(-)「これはケンモメンから聞いた話なんやが原住民先生は来月マッマさんと世界一周旅行に行くつもりだったらしい。」

彡(-)(-)「おそらく原住民先生は彼女に最後くらいは楽しい思い出を残してあげたかったんやろな…」

( ・`ω・´)「そんな…そんな悲しい話…」

 

101: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:47:22 ID:f1Pn

彡(-)(-)「それにこれは一番の問題なんやがマッマさんはおそらく、原住民先生を殺したことをもう“覚えてへん”…」

( ・`ω・´)「!…そんな馬鹿な」

彡(-)(-)「彼女にはもう罪の意識があらへん。なんたって自分が犯行を犯したことを忘れてるんやからな。」

彡(-)(-)「罪の意識がない人間に償いはできん。それに彼女は余命幾ばくもない。そんな奴はワイも逮捕したくないんやけどな。」

彡(゚)(゚)「だが彼女が人を殺してしてしまったことは事実や。それは許されることではないし逮捕せにゃアカン。それがワイら“警察”の仕事や」

 

102: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:47:43 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「し…しかし、原住民が自〇じゃないってことを証明できるのは君の立証だけだ!証拠があるわけでは…」

J( ‘ー`)し「何を言ってらしゃるのアナタたち!」

( ・`ω・´)「!…マッマ」

J( ‘ー`)し「警部さん!アナタまだ主人が自〇じゃないってこと疑ってらっしゃるの?主人は誰からも尊敬され、愛されていたのよ!」

J( ‘ー`)し「私も含めてこの家に住んでる人が主人を殺すなんて常識的に考えてありえないわ!それでもアナタは主人が殺されたとおっしゃるの!」

彡(゚)(゚)「そうや」

 

103: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:48:26 ID:f1Pn

J( ‘ー`)し「主人は自〇したのよ!」

彡(゚)(゚)「いいや、殺されたんや」

( ・`ω・´)「…待つんだ警部」

J( ‘ー`)し「止めないで!私、どうしても警部の意見を伺いたいの!」

彡(゚)(゚)「実はこないだの晩…」

 

104: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:48:47 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「やめないかと言ってるんだ!…もう茶番劇はこのへんで幕にしよう」

( -`ω-´)「….僕が殺したんだ」

 

105: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:49:45 ID:f1Pn

彡(゚)(゚)「!…」

( ・`ω・´)「僕が車から拳銃を取り出し、そして原住民の部屋に忍び込み、内鍵をかけ、彼を撃ち殺した後、そしてあのバルコニーから木をつたって降りて逃げたんだ」

J( ‘ー`)し「ホ、ホントにアナタが主人を殺したの…嘘よ!お願い!嘘だと言ってよ!」

( -`ω-´)「本当だ…本当のことなんだよ」

J( ‘ー`)し「嘘よ!ねえどうしてそんなことしたのよ!」

( -`ω-´)「君のためさ…君のね」

J( ‘ー`)し「うぅ…私の?」

 

106: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:50:53 ID:f1Pn

( -`ω-´)「そうさ…原住民は君の夢に反対した。だから殺したんだ」

J( ‘ー`)し「私はどうなってしまうの?…」

( ・`ω・´)「大丈夫さ、なんたって君はスーパースターマッマなんだからね」

J( ‘ー`)し「駄目よ…私、アナタなしじゃ何もできない…」

J( ‘ー`)し「そうだわ!私待つわ、あなたを待ってる!休暇を取るの!…その方がいいわよね..」

( ・`ω・´)「そうだ…それがいい」

 

107: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:51:22 ID:f1Pn

( ・`ω・´)「さあいい娘だ、ソファに座って。ロージーを見てなさい、君の大好きなロージーをね…」

( -`ω-´)「最後に、君のことをいつまでも愛してるよ…」

( ・`ω・´)「やきう警部、行こうか」スタスタ

彡(-)(-)「……そうやな」スタスタ

 

108: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:51:53 ID:f1Pn

彡(-)(-)「…..アンタの嘘の自白なんてすぐひっくり返されるで」

( ・`ω・´)「頑張って見せる!….2か月間は!」

彡(゚)(゚)「そう…」

彡(-)(-)「…それがええな」

( ・`ω・´)「….」スタスタ

 

109: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:52:36 ID:f1Pn

映画「Walking my baby♪~Walking my baby back home♪~」

J( ‘ー`)し「ウフフ、スターだったころの私はホントにきれいだわあ。きっとマリリンやヘップバーンにだって負けやしないわ♪」

J( ‘ー`)し「ウフフ、ホントにあの頃は全てが輝いていたわねえ」

映画「We go long harmonizing a song or I`m reciting a poem♪~」

彡(゚)(゚)「…..」

彡(-)(-)「…..」スタスタ、ガチャッ

彡(-)(-)「…..」パタン

映画「Owls go by and they give me the eye♪~ Walking my baby back home♪~」

-完-

ED曲
https://www.youtube.com/watch?v=MUsqSF4vsRs

元ネタ 刑事コロンボ【忘れられたスター】

ここまで見てくれてサンガツ

ここからは少し補足や

 

110: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:53:03 ID:f1Pn

1つ目 話の中に度々 「walking my baby back home」 ってタイトルの映画がでてくるがこれはドラマでJ( ‘ー`)しの役を演じた故ジャネット・リー氏が実際にヒロインとして出演したミュージカル映画なんや。

https://imgur.com/a/ZijvgnN

主演は名優のドナルド・オコーナー。ミュージカル映画の最高傑作と名高い「雨に唄えば」でレジェンド俳優、ジーン・ケリーが演じた主人公の親友役が有名やね

https://imgur.com/a/eJDLKnf

ちなみにこの作品はVHS化もDVD化もされてないから現在視聴が非常に困難なのが残念やね。

ジャネット・リー氏は巨匠アルフレッド・ヒッチコックの名作「psycho」でヒロイン役で出演してて迫真の演技をしてるからそれも必見やで

 

111: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:53:31 ID:f1Pn

2つ目

この話ではマッマが原住民を殺したことを忘れてしまうんやがどのタイミングで忘れたかは原作の中でもはっきりと明かされてないんや。

マッマがやきうと初めて会った時点ですでに動脈瘤の症状がみられるから、最悪殺した翌日には忘れてしまっていたかもしれないんや。

だから今回はやきうがマッマに核心を突いた質問をしても動揺している描写は極力入れなかったで

マッマが病気のせいで事件を起こしてしまったと考えるとこの話に根っからの悪人はいないというのも悲しいところやね

 

112: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:53:53 ID:f1Pn

3つ目

ED曲のタイトルが刑事コロンボのテーマってなってるがこれは実は厳密に言うと違うんや

この曲は昔アメリカの放送局のNBCが日曜日の夜9時にミステリードラマを放映してた「NBCミステリー・ムービー」っていう日本の土曜ワイド劇場的な番組のオープニングテーマだったんや

そのオープニング映像がこれやで
https://www.youtube.com/watch?v=zaWuXHMrwXo

それでも日本でこの曲=刑事コロンボってイメージが定着したのは、NHKがコロンボの放映をした時にオープニングとエンディングにこの曲を使用したからなんやで

 

113: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:54:43 ID:f1Pn

今回の話はNHKが2018年に行った「刑事コロンボベストエピソード20」で全69作品中3位にランクインした作品から選ばせてもらったで。

次の話はもうすぐ完成するので週末には投稿しようと思います

 

114: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:55:30 ID:e1Nd
イッチ乙やで
楽しませてもらったわ

 

115: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:56:55 ID:f1Pn
>>114
サンガツ。正直見てる人はいるけど全然レスつかんかったから怖かったで

 

116: 名無しさん@おーぷん 21/06/17(木)23:58:51 ID:3mZp

イッチおつやで
楽しかったわ

記憶を失うって救いなんやろか

 

 

引用元

https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1623938646/

 

ワイはやきう

SS長編は大変やな