【怖い話】怪しいバイト(´・ω・`) 「怪しいバイトには、裏がある」

2020年1月5日

怪しいバイト

 

【怖い話】怪しいバイト(´・ω・`) 「怪しいバイトには、裏がある」

彡(゚)(゚)「原ちゃん、春休み中やしワイと一緒にバイトいかへん?」

(´・ω・`) 「バイトってどんな?」

彡(^)(^)「空き家の片づけやで。軽い引っ越しみたいなもんや」

彡(^)(^)「一軒家なんやけど、2泊3日。交通費も出る」

彡(^)(^)「電気、ガス、水道も通ってて布団付き。普通に泊まれるそうやで」

(´・ω・`) 「うーん、重い家具とか運ぶんでしょ。きつそうだなぁ」

彡(^)(^)「バイト代はひとり3万円や! こんなバイト滅多に見つからんで」

(´・ω・`) 「えっ3万円も!?」

(´・ω・`) 「……やきうくん、そのバイトどこで知ったの?」

彡(゚)(゚)「ああ、昨日パチンコ屋にいってな。そこに、いっつもおる常連のおっさんからや」

(´・ω・`) 「パチンコのおっさん……(思い切り怪しいけど、3万円はいいね。PCの部品が買える!)」

(´・ω・`) 「やるよ」

彡(^)(^)「よっしゃ、決まりや! それじゃ、早速おっさんに伝えてくるわ」スタスタ

 

 

彡()()「ファーッ! 広い敷地やなー、学校の体育館くらいあるんやないか?」

(´・ω・`) 「立派な家だけど、生活感が全然ないね。何年も人が住んでないよここは」

彡(゚)(゚)「草、草、草だらけやで」ガサガサ

(´・ω・`) 「池があるけど、変な色になって濁ってる。変なにおいがするよ」ガサガサ

彡(゚)(゚)「入るで、おじゃましまーすっと」カチャ

(´・ω・`) 「湿気? カビ臭い」

彡(゚)(゚)「空き家なんてこんなもんやろ。とりあえず今日は、2階から片づけしよか」

(´・ω・`) 「うん、そうしよう」

 

 

バタバタ

彡(゚)(゚)「よいしょ」

(´・ω・`) 「こらしょ」

彡(-)(-)「はー、今日はこんなもんやろ。そろそろ飯いこか」

(´・ω・`) 「ふう、そうだね」

 

 

彡(^)(^)「ふー、くったくった!」ガチャ

彡(゚)(゚)「……」ピタッ

(´・ω・`) 「ん、どうしたの?」

 

ぞわー

 

彡(゚)(゚)「……」

(´・ω・`) 「……」

彡(゚)(゚)「ワイ、先に風呂入るわ(なんや今のは?)」

(´・ω・`) 「う、うん(寒気がした、なんだろ)」

 

 

「原ちゃん、原ちゃん」

(´-ω・`) 「ん? やきうくん、なに(まだ夜中じゃないか、こんな時間に起こして!)」

彡(゚)(゚)「……」

 

ぼそ ぼそ

 

(´・ω・`) (人の声、かな?)

彡(゚)(゚)「聞こえるやろ? 誰かくるなんて、きいとらんで。泥棒やろか?」

(´・ω・`) 「泥棒……」ゴクリ

彡(゚)(゚)「と、とにかく行ってみよか」ソロソロ

(´・ω・`) 「うん、一番奥の部屋から聞こえるみたい」ソロソロ

 

ぼそ ぼそ  ぼそ ぼそ

 

彡(゚)(゚)「この部屋やな」

(´・ω・`) 「もし、もーし」

ぼそぼそ

彡(゚)(゚)「返事ないな……あっ!」ガシッ

(´゜ω゜`) 「えっ、どうしたのやきうくん?」

彡(゚)(゚)「こっちや!」

 

 

(´・ω・`) 「やきうくん、どうしたのいきなり?」

彡(-)(-)「原ちゃん……」

彡(゚)(゚)「あの部屋おかしいわ、ドアが開かんように板でふさいであった」

(´・ω・`) 「えっ、それじゃ部屋の中には……(暗くてよく見えなかったけど)」

彡(゚)(゚)「……」

(´・ω・`) 「……あっ、じゃあ外から入れるんだよ。いってみよう」

彡(゚)(゚)「うん、懐中電灯もってくるわ」

 

 

彡(-)(-)「こっちも草だらけやな」ガサガサ

(´・ω・`) 「うん……あれっ、窓しかないよ」ガサガサ

彡(゚)(゚)「こっちも板でふさいであるな」

(´・ω・`) 「じゃあ、あの声は……」

彡(゚)(゚)「うん? 板の間にすき間があるで」ソー

(´・ω・`) 「なにか見える?」

彡(゚)(゚)「和室みたいや……」

(´・ω・`) 「やっぱり、中には誰もいないね」

彡()()「なんやあの箱! 鎖でぐるぐる巻きやで」

(´・ω・`) 「……なんか気味悪いねーー」

 

バンッ!

 

彡()()「ひっ」

(´゜ω゜`) 「うわあーーーーっ」ダダダッ

 

 

 

彡()()「げ、原ちゃん見た?」ゼエ

(´゜ω゜`)「め……眼が、いくつもあった」ハア

 

 

*

 

 

彡(-)(-)「ひどい目にあったもんやで、バイト代は1日分もなかったしな」

(´・ω・`) 「バイトは途中で中止しちゃったからね」

彡(-)(-)「あんな、わけわからんもんがおる家なんて、近寄りたくないわ」

彡(゚)(゚)「あのおっさん、絶対なにか隠しとるで」

(´・ω・`) 「やきうくん、あの家のこと調べてみたんだけど」

彡(゚)(゚)「うん」

(´・ω・`) 「『1966年時効取得』だって。法務局に記録があったよ」

彡(゚)(゚)「時効……なに?」

(´・ω・`) 「時効取得。他人の土地を一定期間占有したら、所有権を取得できること」

(´・ω・`) 「簡単にいうと、他人のものを長い間持っていれば、自分のものにできるっていうことだよ」

彡(゚)(゚)「はえー。えっ、ということはあの家……」

(´・ω・`) 「怪しいバイトには、裏があるってことだよ」

 

 

【怖い話】怪しいバイト(´・ω・`) 「怪しいバイトには、裏がある」 完

 

箱? コトリバコ的ななにか

 

画像:Pixabay