【怖い話】彡(゚)(゚)「八尺様?」

2020年6月12日

八尺様

洒落怖で有名な八尺様です。常識ではありえないほど背の高い女性の妖怪「八尺様」。

一尺は33cmだから、八尺で240cm以上!? 高い、スゴイ。

あ、女性なら胸は? げふんげふん!

 

ある田舎に古くから伝わるお話。

もし八尺様に捕まってしまったら、一体ナニをされてしまうんでしょうか?

きっと男性が期待しているような展開にはならないでしょう。

背の高い男性バージョンは聞きませんね。それにしても、お祓いする人なんて今までに見たことはありません。

 

【怖い話】彡(゚)(゚)「八尺様?」

彡(゚)(゚)「暇やな、バイクでどっかにいこか……」

彡(^)(^)「せや、久しぶりにじいちゃん家へ遊びに行ったろ」

 

ボロロロ

彡(゚)(゚)「さすが田舎、交通量少な」

 

ブオンブオン キキッ

彡(^)(^)「やきうやでー、遊びにきたでー」

ガラッ

じいちゃん&ばあちゃん「いらっしゃい、よくきたねー」

 

 

彡(^)(^)「ふー、田舎はええなー。気分がのんびりするわ」

ポポ ポポッポ ボ

彡(゚)(゚)「ん? なんの音やろ」

ポポッポ ボボボボ

彡(゚)(゚)「あれは帽子か。生垣の向こうにだれかいるんや」

ポポポ  スゥー

チラ

彡(●)(●)「女の人!? 生垣の高さ2m以上あるで」ジー

彡(゚)(゚)「背の高さギネス世界記録保持者? 世界一身長が高い人は2,5mあったらしいけど」

彡(^)(^)「いやいや、そんなデカイ女の人がその辺にいるわけないで」

彡(゚)(゚)「あれ? いない。音も消えとる」キョロキョロ

彡(゚)(゚)「うーん、竹馬みたいなのに乗ってたんかな?」

彡(ー)(ー)「まあええか」

 

 

その後

じいちゃん「いつ、どこで、なにを見たって!? 高さはどれくらいだ!」

彡()()「えっ……えっと」

 

 

じいちゃん「電話してくる」スタスタ

ばあちゃん「ああ……」

彡(゚)(゚)「……」

じいちゃん「ちょっと出かけてくるから待っとれ」

ブロロロ

 

 

彡(゚)(゚)「なあ、じいちゃんなんで急に怒り出したんや、昼間見た女の人になんか関係が」

ばあちゃん「この辺りには『八尺様』というものがおってな……」

彡(゚)(゚)「八尺様?」

 

 

 

彡(゚)(゚)「八尺様いうのは、妖怪みたいなもんらしい」

彡(゚)(゚)「見える姿もいろんなパターンがあって老婆、おばさん、若い女の人に見える」

彡(゚)(゚)「身長2m超えのばあちゃんバージョン……嫌やな」

彡(゚)(゚)「背が異様に高くて、頭になんかのせてる。そして特徴的なポポポポとかボボボボいう性別不明な鳴き声」

彡(゚)(゚)「背の高い人って声低いイメージあるな」

彡(゚)(゚)「なぜこの地域だけに現れるかというと、お地蔵さんで封じ込めとるから」

彡(゚)(゚)「そして、運悪く八尺様のターゲットになると、憑り殺される……」

彡()()「いい迷惑やで!」

 

彡(゚)(゚)「でもばあちゃん、そんなもん本当におるわけないやろ」

ブロロロ

ばあちゃん「……あ、帰ってきた」

ガラッ

(´・ω・`)「君が見たんだって?」

彡(゚)(゚)「え、誰?」

(´・ω・`)「はいこれ。このお札をしっかり持っててね」ポイ

彡(゚)(゚)「はあ」

(´・ω・`)「それじゃ、二階でやるので準備してきます」

じいちゃん「よろしくお願いします」

 

 

その日の夜 二階の部屋

 

 

彡(゚)(゚)「明日の朝7時まで、絶対にこの部屋を出るな。誰も呼びに来ないから時間になったら出てこい……か。途中で出たらどないなるんや」

彡(゚)(゚)「困ったら仏様に拝むように。ワイあんまり信じる方ちゃうけど」

彡(゚)(゚)「窓には新聞紙がビッシリの上にお札、外はなにも見えん。見えても真っ暗やろな」

彡(゚)(゚)「部屋の角には盛塩」

彡(゚)(゚)「木箱に仏像が乗ってる、何かの儀式用?」

彡()()「あと、オマルやないか……ハァ」

彡()()「こ、これドッキリとかやないんやろなぁ……。さっき説明してたじいちゃんの顔も、なんか怖かったし」ブル

彡(^)(^)「ま、しゃーない。お菓子でも食べながら、テレビ見るで」ピッ

ザァーーーー

彡(^)(^)「田舎やし、この辺はチャンネル少ないんかなー」ピッ ピッ

「おわかりいただけただろうか?」バーン

彡()() ビクッ

「もう一度ご覧いただこう」ピッ

彡()()「……なんちゅうタイミングで心霊番組なんか」ブル

彡()()「うううう。布団バリヤー、ここなら安全や」ブルブル

 

 

 

彡(゚)(゚)「ハッ! 寝てたわ、今何時や」

彡(ー)(ー)「まだ午前1時か、嫌な時間やで……」

コツ コツ

彡()()「なっ!」ビクー

彡(゚)(゚)「窓の方からきこえるような」ジー

コツ

彡()()「き、気のせい気のせい。風の音やろ……窓をノックする音のはずないで、無い無い」

彡()() ガサゴソ ピッ

「なんと1日たったのォー10分使うだけでェー驚きの……」

彡(゚)(゚)「テレビの音量上げてごまかすで」ピッ

「おーい」

彡(゚)(゚)「この声はじいちゃん?」

じいちゃん?「やきうー、辛かったらもう出てきてもーええぞー」

彡(゚)(゚)「……」

彡(^)(^)「よっしゃ! あの声は間違いなくじいちゃんの声や。ワイがきき間違えるワケないでー」スタスタ

彡(^)(^)「あっ、ドアの向こうに待ってくれとる。こんなとこ気味悪いしな、今開けるで」ガラッ

彡(^)(^)「え」

 

 

 

 

(´・ω・`)「あぁ……残念ですが、手遅れですね」

 

 

 

 

 

彡()()「ハッ、オエッ……ハァ、なんや夢か。嫌な夢やったで」

コツ コツ  コツ

彡()()「ああああ」

じいちゃん?「やきうー、もう無理せんでええぞー」

彡(゚)(゚)「誰も呼ばん言うとったけど……あっ!」

彡(●)(●)「盛塩が黒くなっとる」

ポ ポ ポ

じいちゃん?「怖かったら出てもええぞー」

彡()()「絶対じいちゃんやない」ゾワゾワー

彡()()「せや、仏様や! お札をしっかり持って。あの音は風の音や。神様、仏様、原住民様ワイを守ってー」グシャ

コツ コツ コツ

ポポポ

 

 

 

デーデホーホホー  チュンチュン チュチュチュチュチュチュチュチチチ カアッ カア

彡(ー)(ー)「うーんうーん、朝から騒がしすぎるで」

彡(●)(●)「朝や! 時間は……午前7時過ぎ」ガサゴソ

彡(゚)(゚)「念のため時計とテレビも確認やで」

彡(゚)(゚)「よっしゃ、ドア開けるで」ガラガラ

(´・ω・`)「やあ、無事だったね」

ばあちゃん「よかった、よかったねえ」シクシク

ガヤガヤ

彡(゚)(゚)「あれ……パッパなんでここに、他にも」

(´・ω・`)「みんなに連絡して集まってもらったんだよ」

じいちゃん「やきう、車へ早く乗れ」

 

 

彡(゚)(゚)「言われるまま車に乗ったんやけど、ちょうど車のまん中にワイ。前後左右に、誰かが乗っとる状態やで」

彡(゚)(゚)「先頭がじいちゃんの車、次はワイらの車、後ろからパッパの車や。いつもと違いゆっくり走っとる」

右隣のおっちゃん「これから目を閉じて下を向いてるんだ、何も見ないように。いいと言うまで我慢するようにな」

彡(-)(-)「はあ」

(´・ω・`) 「正念場だからがんばってね……ぶつぶつ」

彡(-)(-)(お経みたいなのがきこえる)

「ぽっぽぽ」

彡()()(でも見るなと言われると……あっ)ソー

スーーーーーー

ブロロロロ

彡()()「ヒッ(すぐそばにおる。白いワンピースや)」

右隣のおっちゃん「見るなー!」

コツ コツ コツ

(´・ω・`) 「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ」

彡(-)(-)「……」

彡(-)(-)(あっ声と音が消えた)

(´・ω・`) 「ふう、うまく抜けたー」

一同「よかったな」ワイワイ

 

 

(´・ω・`) 「ねえお札見せて」

彡(゚)(゚)「はい……黒くなっとる」

(´・ω・`) 「もう大丈夫かな。念のためこれを持っておくといいよ、はい」ポイッ

彡(゚)(゚)「ありがとやで」

 

 

数日後

 

 

彡(^)(^)「ワイのバイクも戻ってきたし、またどこでも行けるで!」

彡(゚)(゚)「それにしてもとんでもない体験やったな」

彡()()「後からあの夜のことでじいちゃんにきいたら『声なんてかけとらん!』って言われたし」ゾワワ

彡(゚)(゚)「きっと、声真似ができるんやな」

彡(゚)(゚)「八尺様の被害に遭ったのは子どもや若い男性が多いんやと。純真なワイもついダマされるところやったで」

彡(゚)(゚)「あれからこのお札は肌身離さず持っとる……あれ、どこいった」ガサゴソ

彡(^)(^)「まあええか」

 

 

 

 

【怖い話】彡(゚)(゚)「八尺様?」 完

 

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