【けもフレ×笑うせえるすまんな朗読】(/・)(・\)「けものフレンズですか……、オーホッホッホ」

2020年3月17日

けもふれ

(/・)(・\)「けものフレンズですか……、オーホッホッホ」

 

(/・)(・\)「わたしの名前は喪(中略)オーッホッホッホッ――」

 

 

彡(゚)(゚)「……」ガサガサ

彡(゚)(゚)「これ……いや、これやろか」

彡(゚)(゚)「どれも気になるけど……うーん」ガサガサ

彡(^)(^)「よっしゃ! 決めたで」

 

(´・ω・`) 「DVD15本ですね。すべて旧作ですので1650円です(アニメばっかり15本だと)」

彡(゚)(゚)「はぃ」ゴソ

彡(゚)(゚)「……あ、足りんわ」

(´・ω・`) 「どれか、やめときますか?」

スタスタ

(/・)(・\)「すいません、DVDを返却しに来ました。よっと」ドササッ

(´・ω・`) 「わわっ、はいどうぞ」

彡(゚)(゚)「はえー(何十本借りとるんや)」

(/・)(・\)「オーッホッホ。映画が好きでしてね、ついたくさん借りてしまうのですよ」

(/・)(・\)「ところでアナタ、もしかして持ち合わせが足りなくてお困りなのでは?」

彡(゚)(゚)「え? は、はあ」

(/・)(・\)「そうですか。ちょうど、このお店のポイントが2000円分貯まっていましてね」

(/・)(・\)「ワタシが見たい映画は、一通り見終わったのです」

(/・)(・\)「もしよければ、お譲りしますよ」

彡(゚)(゚)「うーん、それじゃあ頼むやで」

(/・)(・\)「オーッホッホ、それでは店員さん、手続きをお願いいたします」

(´・ω・`) 「あ、はい……(他人のポイント、まあいいか)」

 

彡(^)(^)「ありがとうやで」

(/・)(・\)「いえいえ、困ったときはお互い様です」

(/・)(・\)「ホッホ、それにしてもずいぶんアニメがお好きなのですね。あんなにたくさん」

彡(^)(^)「まあ……そうなんやで」

(/・)(・\)「なにかきっかけがあったのでしょうなあ」

彡(゚)(゚)「……」

彡(-)(-)「……実はあるアニメが原因なんや。知らんかもしれんけど、タイトルは『けものフレンズ』っていうんやけどな」

(/・)(・\)「けものフレンズですか……、オーホッホッホ」

(/・)(・\)「いや失礼。知っていますとも。なんでも大変な人気らしいですねえ」

彡(-)(-)「最終回を見終わって……ワイの心は、からっぽになってしまったんや。喪失感っていうんかな」

(/・)(・\)「とても素晴らしいアニメだったそうですねえ。最終回は必ずくるとわかっていても、悲しいものです」

彡(-)(-)「それで……仕事にも集中できず、何をしてもむなしく感じる状態で」

彡(-)(-)「なんとかしようと別のアニメを探しとるんやけど、見つからんのやで。けものフレンズに代わる作品やなんて」

(/・)(・\)「……そうですねえ、日本アカデミー賞受賞アニメだとか、国民的アニメ、アニメ映画とか他にもたくさんありそうですが」

彡(゚)(゚)「なんか、違うんやなぁ」

彡(゚)(゚)「けものフレンズは、他のアニメとは……次元が違うんや」

彡(゚)(゚)「一見、子供向けなんやけどなぁ。思い返せばワイも『なんやコレは、一話切りかいな』とか思っとったけど、愚かな間違いやったんや」

彡(゚)(゚)「動物をモデルにしているだけあって、キャラクターの動きにしっかりと反映されとる。リアルさがあるんや。他のアニメでよくあるような、ただの適当なコスプレやないんやで。成長の見えるストーリーも最高や! セリフもトレンドになったし、Mステだって――」

彡(^)(^)「それから二週目見ると、新たな発見が……」

彡(-)(-)「あっ、す、すまんやでこんな話」

(/・)(・\)「ホッホッホ、なるほど」

(/・)(・\)「もしかしたら、ワタシがお力になれるかもしれませんよ」

彡(゚)(゚)「え」

(/・)(・\)「申し遅れました、ワタシはこういうものです」スッ

彡(゚)(゚)「どうも……(変わった名前やなー、ココロのスキマ?)」

(/・)(・\)「ボランティアみたいなものですねえ。アナタのお悩みを解決できるかもしれません」

彡(゚)(゚)「う、うーん(見た目もそうやけど、なんか怪しいで。おごってもろたけど)」

(/・)(・\)「もちろんお金は一切頂きませんよ。タダでけっこうです」

 

 

彡(゚)(゚)「……」ピッ ウィーン

彡(-)(-)「借りたDVD見たけど、やっぱりダメや。忘れられへん」

彡(゚)(゚)「……この名刺の裏の住所」ジー

 

 

ザザァアア

彡(゚)(゚)「このマンションで合っとるんやろか、めっちゃ高そうなマンションや」

彡(-)(-)「海近いし、潮の香りやな」クンクン

(/・)(・\)「おや、こんにちは」

彡()()「ひゃ!」ビクッ

(/・)(・\)「ホッホッホ、驚かせてしまいましたね。それではご案内しますよ」

彡(゚)(゚)「え、はぁ」

 

 

(/・)(・\)「アナタの今の状態を、お教えしましょう」スタスタ

(/・)(・\)「このあいだ、アニメを借りていたこと。これは、心理学でいう代償行動というものです」

(/・)(・\)「心がからっぽになったとおっしゃっていましたね。その心を満たすために他のアニメに頼ったからといって、解決できるものではありません」

(/・)(・\)「しかし、アナタの受けたけものフレンズの印象が強すぎて、どうしても比べてしまうのですよ」

(/・)(・\)「そこで、アニメ以上に『けものフレンズ』を思い出せる、しかもより強い印象を受けるものを用意しております」

彡(゚)(゚)「……(なんやろか? 声優さんと会えるとか)」ドキドキ

(/・)(・\)「こちらの部屋です。どうぞ」ガチャッ

彡(゚)(゚)「おー、なかなか広い部屋――」スタスタ

彡()()「あっ!」

彡(゚)(゚)「これは、本物なんかっ」

サーバル「……zzz」

(/・)(・\)「オーッホッホッホッ、もちろん本物のサーバルキャットですよ。ペットとしては高級であり、入手困難なネコといわれています」

(/・)(・\)「国内にもブリーダーがいましてね、この子はそこで生まれたのです。野生のサーバルは本来、気性の激しい性格ですが、おとなしい性格に育っていますよ」

(/・)(・\)「このサーバルは私が預かっているものなのですが、いかがです? このマンションでサーバルの世話をやってみるというのは」

(/・)(・\)「もちろんタダではなく、アルバイト代をお支払いします」

彡(゚)(゚)「えっ……」

サーバル  ムクッ

サーバル「おはよー!」

彡()()「うわああああああっ!しゃべったああっ」

サーバル「すごーい! たのしー!」

彡(゚)(゚)「……声が、合成音声やろか?」

(/・)(・\)「ホッホ、その通りです」

(/・)(・\)「サーバルの首輪に翻訳装置が付けてあるんですよ。『ニャウリンガル』というネコの鳴き声を翻訳してくれるオモチャみたいなものですね

(/・)(・\)「翻訳といっても、そこまで正確ではありません。どちらかというと、鳴き声をごまかすためなのですよ」

(/・)(・\)「近所にバレてしまうと後々、ねえ」

彡(゚)(゚)「なるほどな」

サーバル「ジャパリまん下さい」

彡(゚)(゚)「えっ」

サーバル「おなかすいたー!」

彡(゚)(゚)「あぁ、おなかやな……あの、エサは」

(/・)(・\)「ホッホッ、こちらに用意していますよ」

 

 

(/・)(・\)「では引き受けていただけるのですね」

彡(゚)(゚)「……うん、引き受けるやで」

(/・)(・\)「あ、そうそうひとつだけ注意があります」

(/・)(・\)「決して、サーバルちゃんを外に出さないように……」

彡(゚)(゚)「……」

 

 

彡(^)(^)「サーバルちゃん! ただいまやで」

サーバル「わーい! おなかすいたー!」

彡(^)(^)「ごめんやでー、ちょっとまっとってなー」ゴサゴソ

彡(^)(^)「どうぞやで」コトッ

サーバル「わーい! すごーい!」

彡(゚)(゚)「サーバルって割とおとなしい猫なんやな、動画で見たすごい声で鳴いてたサーバルとは違うで。育つ環境でこんなに変わるんか」

サーバル「わーい! おいしーい!」

彡(^)(^)「いっぱい食べるんやで」

 

 

彡(゚)(゚)「サーバルちゃん、ワイも今日からここに住むことに決めたで」

彡(^)(^)「家からくるのもけっこうな時間かかるしな、ずっと一緒やで!」

サーバル「わーい!」

彡(^)(^)「そうか! サーバルちゃんも嬉しいか」

彡(゚)(゚)「夜行性なだけあって、こんな時間でも元気やな」

彡(-)(^)「ふぁぁ……もう空が明るくなってきたな、もうそろそろおやすみやで」

サーバル「わーい!」

彡(-)(^)「サーバルちゃん、君は……本当はサバンナで……すー」

 

 

サーバル「……」ジー

彡(゚)(゚)「ん、外がどうかしたんか?」

彡(^)(^)「外は海しかないんやで」

サーバル「わーい!」ピョインッ

彡(゚)(゚)「おおー、すっごい跳ねる」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「せや! 今度、サバンナのDVD見せたろ」

 

 

サーバル「……」ジー

彡(^)(^)「サーバルちゃん、ここがサバンナやで」

彡(゚)(゚)「君の仲間は、ここで暮らしとるんや」

彡(^)(^)「こんな広いサバンナで走り回ったら、楽しいやろなー」

サーバル「わーい! すごーい!」ピョン ピョン

サーバル「わーい」

彡(^)(^)「はは」

彡(゚)(゚)「……」

 

 

サーバル「zzz」

ピ

彡(゚)(゚)「はい……はい……約束通り支払うで……」

彡(゚)(゚)「ほんとに大丈夫なんやろな……よろしく頼むやで」

 

 

彡(゚)(゚)「もうすぐ約束の時間やで」キョロキョロ

彡(゚)(゚)「サーバルちゃん、ワイに任せとったら大丈夫やで」

サーバル「こわーい!」

彡(-)(-)「すまんやで、バッグのなか狭いかもしれへんけど我慢してや」

サーバル「やだー」

彡(-)(-)「も、もう少しの辛抱なんや……」

ザッ

?「君、ちょっといいかな」

彡(゚)(゚)「あっ、えっと、約束してた……」

?「私は、こういうものだが」スッ

彡()()「警察!」

警察官「すいませんね。今夜、ここで密輸の取引があるとの情報があったんだ」

警察官「ちょっとバッグの中身を確かめたい」

彡()()「うっ(逃げるやで)」ダダッ

警察官「あっ! 待て、もしもし! こちら○○、至急応援を――」

彡()()「ああああ!(なんでこんなところに警察が)」ダダダッ

サーバル「うわー! こわーい!」

 

 

彡()()「はぁ……はぁ(ここに隠れておけば)」

サーバル「……」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)「……(もう少し、待ってから)」

(/・)(・\)「こんばんわぁ!」

彡()()「ひああぁあっ!?」

(/・)(・\)「オーッホッホッ……、アナタ約束をやぶりましたねぇ?」

彡()()「え、いやこれは違うんやで、ワイはサーバルちゃんをサバンナへ」

(/・)(・\)「そんなものはアナタの独りよがりでしかありません」

(/・)(・\)「その子は、日本で生まれたと説明したはずです。ずっと部屋のなかで育てられた子が、サバンナで生きていけると思うのですか?」

(/・)(・\)「それにアナタはサーバルが、高値で取引されていることを知っているはずですよ」

(/・)(・\)「しかも、よく知りもしない密輸業者をあっさり信じるなんて、無責任じゃないんですか?」

彡()()「ワ、ワイは、サーバルちゃんのためを思って……」

(/・)(・\)「だまらっしゃい! アナタにサーバルを飼う資格はなぁい!」

 

(/・)(・\)「ド――――――――――ン!!!!」

彡()()「ああああああっっ!!」

 

 

ガサガサッ

彡(゚)(゚)「おっ、あったで」ガツガツ

彡(-)(-)「うーん、ジャパリまんじゃないやで」

サーバル「わーい! たーのしー!」

(´・ω・`) 「……ん」テクテク

彡(゚)(゚)「うまいやで……」ガツガツ

(´・ω・`) 「うわっ、変態だ! ふたりともなんて恰好を」

彡(^)(^)「サーバルちゃん、久々の獲物やで」ジリ

サーバル「わーい! 狩りごっこだー!」ジリ

(´・ω・`) 「え……ちょっと、うわー」

彡(^)(^)「ワーイ!」

サーバル「わーい!」

 

 

(/・)(・\)「オーホッホッホ……、彼もやっとフレンズになれたようですねぇ」

(/・)(・\)「ホンモノのパークとまではいきませんが、この現代というパークもなかなか楽しめるはずですよ」

(/・)(・\)「なによりサーバルと一緒なんですから、彼は幸せでしょう……」

(/・)(・\)「オーホッホッホ……オーーホッホッホ……」

 

(/・)(・\)「けものフレンズですか……、オーホッホッホ」 完

 

 

原作:喪黒福造「けものフレンズですか…、オーッホッホ…」 より

https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1489671823/

 

 

 

コトッ

彡()()「はあっ!」ガバッ

彡(゚)(゚)「夢?……なんや寝とったんかいな、何の夢かよく思い出せんわ」

彡(゚)(゚)「ポストになんか入いっとる」

スタスタ

彡(゚)(゚)「小包? なんやろ」ビリビリ

彡()()「けものフレンズ2! 二作目やと? ほ、本物か?」

彡(゚)(゚)「噂には聞いとったけど、どんなんやろ」

彡(^)(^)「たしか感動の最終回が、海を渡っていくとこまでやったからなぁ。また新しい地方でサーバルちゃん&かばんちゃんの旅がはじまるんやで、きっと」

彡(^)(^)「さっそく再生や!」

タノシミヤナー マタ フレンズタチニ アエルンヤー

 

 

 

彡(●)(●)「……」

 

 

ありがとうございました。

 

魔の巣は必要だった……。

画像:Pixabay