【星新一な話】彡(゚)(゚)「太陽が落ちてきたら、どうしよう……」

2019年11月21日

太陽が落ちてきたら、どうしよう……

【星新一な話】彡(゚)(゚)「太陽が落ちてきたら、どうしよう……」

 

彡(゚)(゚)「原ちゃん、最近不安になることがあってな」

(´・ω・`) 「どうしたの、こんな時間に」

彡(゚)(゚)「実は、昨日寝るまえに頭に思い浮かんだんや」

彡(゚)(゚)「太陽が落ちてきたら、どうしよう……って」

(´・ω・`) 「は?」

(´・ω・`) 「落ちるわけないよ」

彡(゚)(゚)「でもなー、落ちてくるかもしれんやろ」

(´・ω・`) 「ないない。それより、仕事の時間じゃないの?」

彡(゚)(゚)「辞めたで」

(´・ω・`) 「は?」

(´・ω・`) 「とにかく、ぼくの仕事が終わったら詳しくきかせてもらうよ。」

 

 

彡(^)(^)「原ちゃんがごちそうしてくれるやなんて、珍しいなぁ」

(´・ω・`) 「あのねぇ」

(´・ω・`) 「さっきの話だけどね、太陽は落ちないの!」

彡(゚)(゚)「でも証拠なんてないやろ」

(´・ω・`) 「それはないけど」

彡(゚)(゚)「やっぱり落ちるんやないかな」

(´・ω・`) 「うーん、でも今まで太陽が落ちたなんて聞いたことないよ」

(´・ω・`) 「落ちてくるなら、とっくの昔に落ちてきてるはずだよ」

彡(゚)(゚)「そうかもしれへん。けど、明日にでも落ちるかも」

(´・ω・`) 「……」

 

 

(´・ω・`) 「おーい、ひさしぶりだね」

彡(゚)(゚)「おー原ちゃんやないか」

(´・ω・`) 「最近みかけないから、心配したよ」

彡(-)(-)「すまんな、忙しくて」

彡(゚)(゚)「じつは、これを用意してたんやで」

(´・ω・`) 「ええっ? これって……どれ」

彡(゚)(゚)「これや、この岩」

(´・ω・`) 「でかい、いくらしたの」

彡(^)(^)「ワイの財産をほとんど売って手に入れたんや」

彡(゚)(゚)「特に運ぶのにえらい金がかかってな」

彡(^)(^)「原ちゃん、聞いて驚くなよ。ワイはこの岩で家を作るんや」

彡(^)(^)「これで太陽が落ちてきても安心や!」

(´・ω・`) 「うそでしょ……(もう説得するのはやめよう)」

 

 

(´・ω・`) 「おーい、もうすぐ一年だけど大丈夫?」

彡(^)(^)「おー原ちゃんやないか」

(´・ω・`) 「おおー、家……というより岩が並んでる」

彡(^)(^)「ここまで長かったで」

(´・ω・`) 「ねぇ、屋根は今から作るの?」

彡(゚)(゚)「必要ないで」

彡(゚)(゚)「原ちゃん、太陽はな、ものすごく大きいんやで」

彡(^)(^)「でもな、この岩の柱ならしっかりと受け止めることができるはずや」

(´・ω・`) 「……そうだね」

彡(^)(^)「まだこの家には仕掛けがあるんやで」

(´・ω・`) 「仕掛け?」

彡(゚)(゚)「あっちの岩が門なんやけどな、太陽の通る目印になっとるんや」

彡(゚)(゚)「太陽が岩の門を通ったら、その日は夏至なんや」

彡(゚)(゚)「いろいろと調べた結果ワイは、夏至の日が怪しいとにらんだ」

彡(゚)(゚)「つまり夏至の日、太陽が真上にきたときに落ちてくる」

彡(゚)(゚)「だからワイは、毎朝太陽の通り道をチェックしとるんやで。もちろんここで生活しとる」

(´・ω・`) 「そうなんだ……顔色悪いけど?」

彡(^)(ー)「うん、まー大丈夫やろ」

 

 

 

彡()()

(´・ω・`)「残念だ……やっぱり、無理してたんだね」

(´・ω・`)「太陽が落ちることなんてないんだよ」

(´・ω・`)「君があの家を作っていたときは、とても楽しそうだった」

(´・ω・`) 「夢中になっていたね」

(´・ω・`)「……(もうこんな悲しい出来事が起こりませんように)」

 

 

 

 

(o^ω^n)「はーい、皆さーんこちらでーす」

彡(゚)(゚)「おー、ホンマもんは迫力が違うで! なんて言うんやったっけ?」ゾロゾロ

(´・ω・`) 「イギリスの世界遺産ストーンヘンジだよ」

ストーンヘンジ

 

 

彡(^)(^)「さすが原ちゃん、詳しいな」

(o’ω’n)「いまは岩が崩れていますが、柱の上には横石がのっていて、円陣の形をしていたんですねー」

(o’ω’n)「このストーンヘンジができたのは紀元前2000年から3000年頃だといわれていまーす」

(o’ω’n)「ここには昔、大きな川が流れていて船で石を運んできたそうですよー」

彡(゚)(゚)「へー」

(´・ω・`) 「このストーンヘンジは、昔オークションにかけられたんだけど、地元の人が買い取って国に寄贈したんだって」

(´・ω・`)「そして、イギリスで最初の世界遺産に登録されたんだよ」

彡(゚)(゚)「そうなんか」

彡(゚)(゚)「なんのために作ったんやろ」

(o’ω’n)「ここは、何に使われていたかは正確にはわかっていませーん」

(o’ω’n)「冠婚葬祭ですとか、天体観測のためともいわれていまーす」

彡(゚)(゚)「昔の人は、星を見てたんかな」

(o’ω’n)「この石の輪の中では、ナイフ、矢などが見つかってまして当時の人が生活していた可能性があるようでーす」

(o’ω’n)「4000年前にここまで巨大な建造物を作るなんて、よほど大事なことがあったんでしょうねー」

(o’ω’n)「あーそこ、柵の中に入っちゃダメですよー」

彡(゚)(゚)「……」ジー

(´・ω・`) 「ん、どうしたの」

彡(゚)(゚)「いや」

彡(゚)(゚)「……(太陽が落ちてきたら、どうしよう……)」

 

 

彡(゚)(゚)「太陽が落ちてきたら、どうしよう……」 完

 

原作:男「太陽が落ちてきたらどうしよう……」 より

https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1492399710/

 

ありがとうございました。

画像:Pixabay

 

彡(゚)(゚)「太陽が無くなったらどうしようと、心配になったことならあるで」

彡(゚)(゚)「映画の見すぎやろか」